文頭のチャンクが豊かで、実践でも満遍なく使えている。ベースの英語力が上がり、会議で長い時間話す力もついた
記事作成日:2025年4月7日

TOEIC900点。ビジネスコンサルタント・タイ在住中。社内外の会議で英語でファシリテーターを務めている。会議を回すためのファシリテーション力が必要だと感じ、パタプライングリッシュを購入後にパタプラ会議&ファシリテーションも購入。2024年8月から利用。
白岳さんの英語人生史
- 小学生
- ECCへ通い、英語に親しむ
- 中・高
- 英語は得意科目だった
- 大学
- 教育系・留学経験なし
- 就職
- ウェブベンチャー企業に入社
英語を使う場面はなかった - 転職
- 外資系コンサルティング会社へ
初めて英語会議に参加する - 日系コンサルティング会社に転職
- パタプライングリッシュを開始
- 移住
- 日系コンサルティング会社の
タイ法人に転職 - パタプラ会議&ファシリテーションを開始
国内でキャリアを積み、2024年からタイへ移住
── まずは白岳さんのご経歴について教えてください。現在はどのようなお仕事をされていらっしゃいますか?
白岳さん:2024年の9月からタイにあるビジネスコンサルティングの会社で働いています。私の場合、お客様のビジネストランスフォーメーション支援が主な仕事です。企業内のデジタル化を通じた業務改革や、重要プロジェクトのサポートを行っています。
── 新卒時はどのような会社で働かれていたのですか?
白岳さん:今でいうスタートアップ企業に就職しました。国内にあるウェブベンチャーの会社で、経理、財務、総務などバックオフィス全般の仕事をしていました。「英語でも何かできたらいいな」という思いはあったものの、仕事で英語が必要になる場面はなかったです。
その後、グローバルにビジネスをしている外資系コンサルティング会社へ転職しました。
── これまでのキャリアの中で英語の使用率に変化はありましたか?
白岳さん:2社目の外資系企業に在籍していた6年間のうち、半分くらいは英語にも触れる仕事をしていました。社内向けのトレーニングやコンテンツは基本的に英語でしたね。在籍期間を通じ、英語を使っていた割合は3割くらいでしょうか。4割は使っていない印象です。
前職の日系ビジネスコンサルティング会社では、英語を使う業務の割合は1割程度でした。現在在籍している会社では7割が英語という環境です。
── 白岳さんが英語会議に参加するようになったのはいつ頃からですか?
白岳さん:前々職の外資系の時ですね。2014年頃から英語会議に参加するようになりました。
有名どころの英会話はほとんどチャレンジした
── 白岳さんが英語学習を始めたのはいつですか?
白岳さん:小学生の時です。当時はECCに通っていました。親から強制されたわけではないので、自分から「行きたい」と言ったのだと思います。歌やゲームで英語に親しんだり、アルファベットや基本的な文法も教えてもらいました。
── 社会人になってから英語学習を始めたきっかけを教えてください。
白岳さん:外資系企業に入社した時に仕事で必要になり、やむにやまれずといった感じで英語学習を始めました。
── これまでに取り組まれた英語学習について教えていただけますか?
白岳さん:メールは時間をかけられるので問題なかったのですが、オーラルコミュニケーションができなかったのでSkypeで英会話を始めました。
レアジョブ、DMM英会話、ネイティブキャンプなど、有名どころのオンライン英会話はほとんどチャレンジしたと思います。
その後「仕事に直結する方がいいな」と考えるようになり、ビズメイツを始めました。外資系企業に在籍していた時は、社内プログラムで提供されていたEFもやっていました。
── 白岳さんが効果を実感できた学習法、教材、英語サービスがあれば教えてください。
白岳さん:ビズメイツです。元々話せなかったところから、英語で少しずつコミュニケーションが取れるようになりました。
── 英語で失敗して悔しかったことなど、白岳さんの記憶に残っているエピソードがあれば教えてください。
白岳さん:外資系企業に勤務していた際、オーストラリアの方とコミュニケーションを取る機会がありました。自分である程度ファシリテーションする必要があったのですが、思うように話せず、上司のサポートが必要でした。この経験は今でも悔しい思い出として記憶に残っています。
社内外全ての英語会議でファシリテーターを務めている
── 現在、英語会議はどのくらいの頻度で行われているのでしょうか?
白岳さん:プロジェクトベースで仕事をしており、お客様とは定例会のような形で話すことが多いです。直近だと週2〜3時間は英語会議が必ずあります。
チームミーティングもあるので、社内でも週1〜2時間は話す場面があります。社内メールやコミュニケーションツールでのやり取りも、ほぼ全て英語ですね。社内外どのミーティングでも大体私がファシリテーターを務めています。
── 英語会議で困っていたこと、課題に感じていたことがあれば教えてください。
白岳さん:私の場合、会議の参加者人数は割と限られていますし、アジェンダも自分で作っています。そういう枠組みの中だと特に不自由は感じていません。
ただ、相手が英語ネイティブだと話の内容を全てキャッチするのは難しいです。これは単純に英語力が足りていないからだと思いますが…。
多国籍なメンバーが多く集まる環境でコミュニケーションを取るような会議は経験がないので、そういうシーンに遭遇した時にどこまで対応できるかという不安はありますね。
会議を回す「ファシリテーション力」も必要に
── パタプラ会議&ファシリテーションを購入された理由を教えてください。
白岳さん:自分でファシリテーション、ドキュメンテーションをしてプロジェクトを前に進めるシーンが多く、「会議を回すためのファシリテーション力が必要だな」と感じていたからです。
相対的に値段は高いと思いますが、パタプライングリッシュよりコンテンツ数も増えていますし、特に違和感はなかったです。実際にサンプルレッスンを聞いてみて、自分の仕事とのギャップもあまり感じませんでした。
パタプラ会議&ファシリテーションとパタプラ口語表現、どちらを購入するかずっと悩んでいていましたが、パタプラシリーズ比較表の真ん中のゾーンにあったパタプラ会議&ファシリテーションを選びました。
※パタプライングリッシュは、パターンプラクティス×チャンクの独自メソッドで、スピーキングを技能として習得するパタプラのシリーズ教材です。
※パタプラ口語表現は、ビジネスシーンで頻出するイディオム、句動詞、慣用表現などの口語表現を習得するパタプラのシリーズ教材です。
追加レッスンにも挑戦中
── パタプラ会議&ファシリテーションとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
白岳さん:パタプライングリッシュは3〜4周目に入ると途中で止めずにリピーティングできていましたが、パタプラ会議&ファシリテーションは難しかったですね。(白岳さんのパタプライングリッシュのインタビュー記事「すごく滑らかに英語が出てくるようになった。全く無駄がなく実用的なフレーズが詰まった教材」)
淀みなく言えるようになったのは5〜6周目に入ってからです。パタプライングリッシュよりワンサイクル分は多く時間がかかる印象を持っています。
パタプラ会議&ファシリテーションは8周目が終わろうとしているところですが、「追加レッスンを購入する前にもう1周やっても良かったかな」と思っています。
※パタプラシリーズ教材は、人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8〜9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。
※リピーティングとは、英語の音声を聞いた後に、音声を真似て声に出して繰り返す練習法です。英語を英語のまま、英語の語順で頭の中に保持し、それを口に出す必要があるので、英語の回路を作るのに最も役立つ練習方法となります。
※追加レッスンは、さらに発話トレーニングを続けたいという方のために開発された音声完結型教材です。返金保証が終了している方で、通常レッスン全56レッスンとファシリテーション全19レッスンのどちらにも3回以上の記録がついている、または購入から1年が経過している方限定でご利用いただけます。
── パタプラ会議&ファシリテーションの追加レッスンについて、ぜひご感想をお聞かせください。
白岳さん:まだあまり回数をこなせてないのですが、毎日英語に触れるベースにはなるので助かっています。「意見」「修復」「質問」など本編のレッスンのトピックに合っているので、バリエーションも増やせます。
パタプライングリッシュの追加レッスンは、文の出だしはそのままでチャンクが変わっていくスタイルでしたが、パタプラ会議&ファシリテーションの追加レッスンは文の出だしもチャンクも変わるので難しいです。基本構文は一緒ですが中身は全く新しいものになっています。
※パタプライングリッシュの追加レッスンは、さらに発話トレーニングを続けたいという方のために開発された音声完結型教材です。全62レッスンに3回以上のレッスン記録がついている、または購入から1年が経過している方限定でご利用いただけます。
短いセンテンスを繫げながら長い時間話す力がついた
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
白岳さん:ベースの英語力はパタプライングリッシュをやっていた時より上がっています。
パタプライングリッシュを完走して「話せるようになる」という目標はクリアできましたが、短いセンテンスを繫げながら長い時間話す力がついたのはパタプラ会議&ファシリテーションをやってからだと思います。
自分で主体的に会議を回すとなると、それなりの時間を使って話さなければなりません。タイに来てから3ヶ月ほどパタプラ会議&ファシリテーションで英語学習に励み、効果を感じられるようになりました。
── 会議参加者用レッスンとファシリテーター用レッスンについて、白岳さんはどちらを優先して進めていらっしゃいますか?
白岳さん:会議参加者用レッスンです。当初は推奨レッスンの優先度を同時進行にするつもりでしたが、復習サイクルを考えると「後がすごいことになるのでは…」と思い、会議参加者用レッスンを先にやりました。
※パタプラ会議&ファシリテーションでは、「レッスン」と呼ばれる会議参加者用レッスンと、「ファシリテーション」と呼ばれるファシリテーター用レッスンの2種類を用意しています。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
文の出だしのチャンクは会議で使えるものばかり
── 会議参加者用レッスンの内容について、ご感想をお聞かせください。
白岳さん:一般的に必要な構文は網羅されていると思います。LESSON1〜56まで全て仕事で使っているわけではないですが、必要十分な気がします。足りないと感じることはありません。
パタプラ会議&ファシリテーションは文の出だしの構文・チャンクが豊かで、会議で使えるものばかりです。どれも満遍なく実践で使えていますし、話を切り出す時のSVのバリエーションが増えました。
LESSON1の“It seems~”、“I believe that~”、“I strongly believe~”、LESSON5の“As far as I know,~”といった意見の言い方は非常に役立ちました。“I think”一辺倒から脱却できるので良いですね。
LESSON9の“I understand your point about〜”など、相手に理解を示しながら反対する時の表現も参考になりました。
また、今までは“detail”を使うことが多かったのですが、LESSON21で“elaborate”という便利な単語をゲットしたので仕事でよく使うようになりました。
LESSON44の“What if〜”、LESSON51の“I recommend~”、“I suggest〜”、“I advise~”といった提案系の表現も活用しています。
── ファシリテーター用レッスンについてはいかがでしたか?
白岳さん:「アジェンダの紹介」「発言のない参加者を引き込む」「議論を活性化する」「ブレインストーミング」など、使えるなと感じるところはすごく多かったです。会議の流れもイメージできる内容になっていました。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
白岳さん:平日は子どもが学校に行ってから仕事のメンバーが動き出すまでの時間を、休日は買い物やジムで運動する時間を使っています。現在の学習の中心はパタプラ会議&ファシリテーションの推奨レッスンです。
今年の2月からパタプライングリッシュもLESSON1から順番にやり直しています。学習時間はパタプラ会議&ファシリテーションとパタプライングリッシュ、併せて1時間くらいですね。推奨レッスンはその日のうちに全てこなすようにしています。
人材育成やチームマネジメントにも力を入れたい
── 来年の今頃にはどのような自分になっていたいですか?
白岳さん:もう少し淀みなく話せるようになっていたいですね。今はまだ考えながら喋っているところがありますが、より滑らかに話せるようになりたいです。表現の幅を広げるには動詞のバリエーションも必要だと感じています。
タイに来て、英語力が高い人とのコミュニケーションが増える中で気づいたことですが、時制や代名詞、三単現のsなど、彼らが口頭で間違えることはほとんどありません。“them”と言うべきところを“it”と言ってしまうなど、私はまだまだ間違えてしまいます。そういった微妙な壁を解消していければ、英語力の向上をさらに感じられそうです。
── 5年後、10年後にチャレンジしていきたいことなど、白岳さんの今後のキャリアプランを教えてください。
白岳さん:しばらくはタイにいる予定です。今までは自分が前面に立って仕事を進めてきましたが、今後は下のメンバーも育てていかなければなりません。
将来は様々なバックグラウンドを持つメンバーのチームマネジメントをする立場になっていくので、みなさんに気持ちよく働いてもらえるようなマネジメントをしていきたいです。
── プライベートでは「これをやってみたい」など、何か計画はありますか?
白岳さん:日本にいた時はあまり海外旅行に行っていなかったのですが、タイは色んな国へのアクセスが良いので、東南アジア周辺を旅してみたいですね。
パタプライングリッシュよりスパルタ度が増している
── パタプラ会議&ファシリテーションの一番のお気に入りポイントを教えてください。
白岳さん:「よりスパルタ度が増したところ」です。英語の筋トレでも筋肉痛になるくらいの負荷をかけ続けることが大事だと思います。
パタプラ会議&ファシリテーションは、パタプライングリッシュより強固な負荷がかかる教材です。その負荷を毎日かけ続けられるという点が気に入っています。
── メールやオンラインでのサポート体制はいかがでしたか?
白岳さん:とても丁寧な対応をされている印象です。買切り教材にも関わらず「サポート体制が手厚いな」と感じます。全体的な満足度はとても高いです。
パタプラKF通信やメールも全部読んでいますし、インタビュー記事やパタプライングリッシュのセミナー動画がアップされれば必ずアクセスするようにしています。継続的にアップデートもされていて、すごいなと思ってます。
※パタプラKF通信は、購入者に配信しているメールマガジンです。開発者の松尾先生から様々なトピックで、英語学習やグローバルビジネスパーソンにとって有益な情報を提供しています。
※パタプラ会議&ファシリテーションは買切り教材ですが、コンテンツ追加や機能アップデートを継続して行っております。そのため最新の教材内容に合わせて定期的に価格改定を実施しております。もちろん、一度購入頂いた方は追加料金なしで最新の教材内容をずっとご利用頂けます。
── 最後に、これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
白岳さん:パタプライングリッシュを完走して「レベルアップしたい」と思っている方に、パタプラ会議&ファシリテーションは丁度良いと思います。パタプライングリッシュより文が長くチャンクも少し複雑になっているので、より適切な負荷がかかります。
自分で会議を回したり仕切らなければならない人は、ぜひパタプラ会議&ファシリテーションをやってみてはいかがでしょうか。文の出だしのバリエーションを増やして、会話のキャッチボールを続けたい方にもお勧めです。