ファシリテーションスキルだけでなく、英語会議の文化も学べる。文法に則って話す力が鍛えられた
記事作成日:2025年4月22日

TOEIC860点・英検1級(2023年7月)。日系メーカー企業勤務。友人の勧めで最初にパタプライングリッシュを購入。自分のニーズにマッチした教材で楽しみながら英語のトレーニングを続けたくて、パタプラ会議&ファシリテーションも購入。2024年9月から利用。
H.Kさんの英語人生史
- 小学生
- 父の仕事の都合でアメリカへ
ローカルスクールに通う - 中・高
- 中学時代は英語に苦手意識を持っていた
- 大学
- 機械工学専攻・留学経験なし
- 就職
- 日系メーカー企業に入社
- 英会話・翻訳学校に通う
- 異動
- 経営企画の部署へ
- 設立に携わったグループ会社へ転籍
- 英検1級に合格
- パタプライングリッシュを開始
- パタプラ会議&ファシリテーションを開始
技術職→経営企画へ。新規事業の設立に携わる
── まずはH.Kさんのご経歴について教えてください。現在はどのようなお仕事をされていらっしゃいますか?
H.Kさん:電機機器のメーカー企業で企画・マーケティングをしています。新卒時から同じ会社に勤めており、勤続25年になります。海外へ出張する機会は多いですが、普段の業務で英語を使う場面はあまりないです。
── 異動のご経験はありますか?
H.Kさん:はい。入社当初に配属されたのは技術系の部署でした。6年ほど生産設備の制御系の設計を経験した後、経営企画を行っている部署へ異動し、新規事業の企画、M&A、営業、マーケティングなど多角的に関わっていました。
その後、設立に携わったグループ会社に転籍し、現在もそこで働いています。
── お仕事で初めて英語を使われたのはいつですか?
H.Kさん:技術系の部署にいた時です。海外の方が設備を作っていたので、英語でコミュニケーションを取る場面が少しありました。
帰国子女でも英語は苦手だった
── H.Kさんは子どもの頃から英語や外国が身近な環境でしたか?
H.Kさん:小学2〜3年生の時に父の仕事の都合でアメリカに住んでいました。ローカルスクールに通っていたのですが、英語も授業も当時は全く分からなかったです。2年間英語環境にいたものの、身振り手振りでやりすごしました。
── 学生時代は英語が得意でしたか?
H.Kさん:帰国子女ではありましたが文法が分からず、中学時代は苦手意識を持っていました。その後大学受験のために勉強を始め、高校時代はある程度英語を理解できるようになりました。
個人の英語学習サポートを受け、英検1級に合格
── 社会人になってから英語学習を始めた理由を教えてください。
H.Kさん:英語学習自体が好きだったからです。大学時代はかなり英語に力を入れていたこともあり、社会人になってからもずっと勉強は続けていました。
── これまでに取り組まれた英語学習について教えていただけますか?
H.Kさん:最初に利用したのはNOVAです。Gabaやベルリッツに通っていたこともあります。
「英語のスキルを本格的に高めたい」と思うようになったのは社会人5年目の時で、ISS(通訳・翻訳学校)に入って勉強しました。
英検1級の合格を目指していた時は、個人で英語学習サポートをされているココさんという方からコーチングを受けていました。
── H.Kさんが効果を実感できた英語サービスがあれば教えてください。
H.Kさん:英会話学校はどれも一定の効果はあったと思っています。ココさんのコーチングも非常に良く、英検1級に合格できました。ココさんが発信されているブログやメールマガジンの内容には、共感できる部分が多かったです。
── 現在併用されている英語サービスはありますか?
H.Kさん:今はネイティブキャンプを利用しています。なるべくネイティブの英語に触れておきたいので、Disney+で英語のドラマも見るようにしています。勉強というよりはトレーニングという感じですね。
8年前に行った海外出張で初めて英語会議に参加
── H.Kさんが英語会議に参加するようになったのはいつ頃からですか?
H.Kさん:8年くらい前ですね。ドイツへ出張した際に初めて英語会議に参加しました。
── 現在、英語会議はどのくらいの頻度で行われているのでしょうか?
H.Kさん:2年前に行った中国出張では英語会議に参加しましたが、現在はほぼないです。今後、英語会議でファシリテーションする機会が増えていく可能性はあります。
──「これを思い出すと奮起する」など、ご自身の中で印象に残っている英語のエピソードを教えてください。
H.Kさん:中国に出張した際、3時間ほど会食する場面がありました。その間ずっと英語を話し続けられたことは、ひとつの成功体験として記憶に残っています。
パタプライングリッシュも良いトレーニングになった
── 英語会議で困っていたこと、課題に感じていたことがあれば教えてください。
H.Kさん:特にリスニングに課題意識を持っていました。TOEICの教材やネイティブキャンプで聞く英語は綺麗ですが、実際にアメリカやヨーロッパの方々が喋っているのを聞くと理解しにくく感じます。スピーキングもスラッとは出てこなかったです。
── 数ある英語教材の中から、なぜパタプラシリーズをお選びいただけたのでしょうか?
H.Kさん:パタプライングリッシュを購入した一番の理由は、「すごく良いよ」と友人に勧められたからです。Facebookでパタプラの広告を見る機会も多かったですね。
最初にパタプライングリッシュをやって、「勉強というよりトレーニングみたいで良いな」と感じました。学習法がリピーティングというのも良かったです。
パタプラ会議&ファシリテーションは難しさのランクが1つ上がると聞いていましたし、自分のニーズや仕事内容にもマッチしていると思えたので購入しました。
※パタプライングリッシュは、パターンプラクティス×チャンクの独自メソッドで、スピーキングを技能として習得するパタプラのシリーズ教材です。
※リピーティングとは、英語の音声を聞いた後に、音声を真似て声に出して繰り返す練習法です。英語を英語のまま、英語の語順で頭の中に保持し、それを口に出す必要があるので、英語の回路を作るのに最も役立つ練習方法となります。
── パタプライングリッシュのご感想も、ぜひお聞かせください。
H.Kさん:犬の散歩や食器を洗う時間など生活の中に取り入れられたので、楽しく続けられました。過去に瞬間英作文をやっていたこともあるのですが、パタプライングリッシュもそれに近い効果を感じます。スピーキング力を落とさないための良いトレーニングになりました。
会話がスムーズになり、文法に則って話す力も鍛えられた
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
H.Kさん:負荷が高かったからか、パタプライングリッシュをやっていた時よりも言いたいことがスッと出てくるようになりました。
パタプラ会議&ファシリテーションは一文も長いので、文法に則って話す力も鍛えられました。こういった変化は3周目くらいから感じられるようになりましたね。
※パタプラ会議&ファシリテーションは、人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8〜9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。
── H.Kさんの英語力の変化について、周りの方から評価されたことはありますか?
H.Kさん:ネイティブキャンプの先生から、「英語の先生ですか?」「英語の仕事をされているのではないですか?」と褒めていただきました。発音も評価してもらえて嬉しかったです。
私は仕事で使う場面が少ないので、放っておくと英語を発話する機会がなくなってしまいます。パタプラシリーズで毎日30分〜1時間近く英語をリピートするのは、発音を上達させる上でも効果的だったと思います。
会議冒頭の挨拶や締めの言葉など、内容が実践的
── 会議参加者用レッスンの内容について、ご感想をお聞かせください。
H.Kさん:やっていて面白かったですし、内容も参考になる部分が多かったです。LESSON38の「問題解決 -最善、最悪のケース-」に出てくる言い回しは、長くて難しかったですね。
※パタプラ会議&ファシリテーションでは、「レッスン」と呼ばれる会議参加者用レッスンと、「ファシリテーション」と呼ばれるファシリテーター用レッスンの2種類を用意しています。
── ファシリテーター用レッスンについてはいかがでしたか?
H.Kさん:すごく楽しく取り組めました。会議冒頭の挨拶や締めの言葉など、非常に実践的ですよね。「自分ならどういう挨拶をするだろうか」と想像しながら聞いていました。
LESSON14の「あなた方はこのアイデアにどの程度乗り気ですか?」という問いに対し、手の高さで意思表示をするのも面白かったです。英語会議の習慣・文化みたいなものを垣間見れました。
LESSON1の“No multi-tasking.”、“Turn cell phones off or to vibrate.”、LESSON3の“majority vote”、“majority vote”、“the final decision maker”、LESSON15の“wild ideas are welcome”といった表現も参考になりました。
中盤以降のレッスンは難しく感じるものが多かったです。LESSON19の“To encourage open feedback, we will be using an anonymous feedback form. Please take a moment to fill it out honestly, as your input will help us improve future meetings.」などは複雑で、注意深く聞かなければなりませんでした。
「楽しい」と思えたことが学習継続の鍵に
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
H.Kさん:食器を洗う時間や犬と散歩する20〜25分、買い物に行く往復20〜30分の時間を利用して、推奨レッスンはその日のうちに全部終わらせるようにしています。出張の移動時間に取り組むことも多いですね。
今はパタプラ会議&ファシリテーションのみで、1日合計1時間、4レッスンくらいです。仕事が忙しくて1週間の中で1〜2レッスンしかできない時もありますが、なるべく土日もやるようにしています。
最初の3〜4ヶ月は途切れることなく続けられていたので、連続学習日数も一時は170日以上になっていました。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
H.Kさん:私の場合は家事や移動する時間を使って、音楽を聞く代わりにパタプラをやるようにしています。
パタプラシリーズは内容にゲーム性があるので、やっていて楽しいです。三単現のs、複数形のsの有無や、“a”と“the”の使い分けをとっさに考えるなど、かなり頭を使います。
紙に書けば分かることでも、スピーキングだと疎かになってしまう部分は多いですよね。語順を含め文法が崩れてしまいがちなので、こういったトレーニングは非常に良い訓練になります。
「楽しい」と思えたことが学習を継続できている要因なのかもしれません。推奨レッスンをその日のうちにやり切れるかというのも、モチベーションになります。
── 来年の今頃にはどのような自分になっていたいですか?
H.Kさん:今後は海外出張もさらに増えていく可能性があります。今まで通り楽しみながらトレーニングを続けていきたいところですが、実践でも英語を使えるようにしていきたいです。
── プライベートでは「これをやってみたい」など、何か計画はありますか?
H.Kさん:英語圏に旅行したいですね。2024年は家族とオーストラリアに行ってきましたが、英語も使えてすごく楽しかったです。
ファシリテーションスキル+英語会議の文化も学べる
── パタプラ会議&ファシリテーションの一番のお気に入りポイントを教えてください。
H.Kさん:英語でのファシリテーションスキルが身につくのはもちろん、英語会議の文化に触れられるところが気に入っています。
話を振る、要約する、遮るなど「英語ではどうやってやるのだろう?」と思っていたことが学べて面白かったです。
── メールやオンラインでのサポート体制はいかがでしたか?
H.Kさん:アプリの使い方が分からなかった時に、すぐにサポートの方が対応してくれて助かりました。KF通信の内容も有益ですごく好きです。
※パタプラKF通信は、購入者に配信しているメールマガジンです。開発者の松尾先生から様々なトピックで、英語学習やグローバルビジネスパーソンにとって有益な情報を提供しています。
── 最後に、これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
H.Kさん:負荷をかける、リピーティングに慣れるという意味でも、まずはパタプライングリッシュで導入するといいのではないでしょうか。
パタプラ会議&ファシリテーションは内容自体が大変面白いです。英語会議はもちろん、日本語の会議でファシリテーションをされる方にとっても楽しい内容になっていると思います。