学んだことが翌週の英語会議の備えに。出張先のアメリカでファシリテーターの役割を全うできた

記事作成日:2025年7月15日

辻 和馬さん(30代・男性)
辻 和馬さん(30代・男性)

TOEIC825点(2014年)。外資系IT企業・営業職。最初にパタプライングリッシュを購入し、効果を実感。スキマ時間を最大限に活用できる学習方法だと感じ、パタプラ会議&ファシリテーションも購入。2024年11月から利用。

辻さんの英語人生史

小学生
ECCジュニアに通い始める
中・高
英語は得意科目
高校時代は学年2位の成績を取ったことも
大学
社会科学部・留学経験なし
ESSに所属
就職
日系IT企業
営業職・英語を使う場面はゼロ
2社目
別の日系IT企業に転職
外資系サービスを取り扱う営業に携わる
3社目
外資系IT企業・営業職
仕事で初めて英語を使うように
4社目
別の外資系IT企業へ転職
パタプライングリッシュを開始
5社目
3社目の外資系IT企業に戻る
パートナービジネスに従事
パタプラ会議&ファシリテーションを開始

前職から英語会議でファシリテーターを務めるように

── まずは辻さんのご経歴について教えてください。現在はどのようなお仕事をされていらっしゃいますか?

辻さん:外資系IT企業に勤めており、国内の大手企業様とパートナービジネスを推進していく事業に携わっています。英語会議に参加したりファシリテーションをする機会は、2ヶ月に1回程度です。

── これまでのキャリアの中で英語の使用率に変化はありましたか?

辻さん:日系企業に務めていた時には、英語を使う場面はなかったです。仕事で初めて英語を使うようになったのは3社目の外資系IT企業で、社内の最新情報を読むなど、リーディングが主でした。

仕事で一番英語を使っていたのは、4社目の外資系IT企業に在籍していた時です。週次でシンガポールの方とミーティングする機会があった他、オーストラリアやインドの方と頻繁にコミュニケーションを取る場面もありました。

── 辻さんが英語会議に参加するようになったのはいつ頃からですか?

辻さん:4社目の外資系IT企業に転職してからです。最初はいち参加者でしたが、1on1や小規模なミーティングでは割と早い段階からファシリテーターを務める機会がありました。

受験英語が得意で、大学時代はESSに所属していた

── 辻さんが英語学習を始めたのはいつですか?

辻さん:小学校4年生くらいの時です。友達が通っていたECCジュニアに週1回通い始めました。割と座学が多く、文法をメインに勉強した記憶があります。中学に入る頃には英検3級を取得しました。

── 学生時代は英語が得意でしたか?

辻さん:中学・高校と、受験英語は我ながら得意だったと思います。当時のセンター試験は192点、高校時代の英語の成績は学年で2番を取ったこともありました。

大学時代はいわゆるESSに所属していて、英語でのスピーチやディベートに力を入れていました。

ただ、スピーチ大会で賞を取るなど競技的な観点で取り組んでいたため、外国人と交流する機会は逃してしまっていました。今思えばもったいなかったですよね。ESSに所属していたのに英語が喋れず、コンプレックスを抱いていました。

── 留学経験はございますか?

辻さん:これまで留学をしたことはありませんが、今後セブ島などに1〜2週間、短期留学ができたらいいなと思っています。

10年のブランクを経て英語学習を再開

── 社会人になってから英語学習を始めたのはいつ頃ですか?

辻さん:4社目の外資系IT企業に入社が決まった時です。オンボーディングが全て英語だと聞き、「これはまずいな…」と思って勉強を始めました。英語学習は大学以来で、10年のブランクがありました。

── これまでに取り組まれた英語学習について教えていただけますか?

辻さん:3ヶ月間集中的に英語コーチングを受けました。利用したのはトライズで、当時はオンライン英会話も併用していました。

その後始めたのがCamblyです。Camblyは現在も続けており、週1回、2年近く利用しています。

── 辻さんが効果を実感できた学習法、教材、英語サービスがあれば教えてください。

辻さん:受験英語は得意だったものの、コミュニケーションを取るための学習方法が分からなかったので、トライズのコーチングは非常に役立ちましたね。「こういうメソッドで学習を積み上げていけば英語が話せるようになる」というのが分かりました。

コーチングを受けていた時はシャドーイングにも力を入れていました。毎日30分、3ヶ月間続けた結果、リスニング力と発言力の成長が実感できて良かったです。

シャドーイングはコーチング終了後も自主的に続けていました。利用していた教材は「究極のビジネス英語リスニング」で、付属の音源を使って取り組んでいました。

リスニングは改善されるも、スピーキングに課題が残った

── 「これを思い出すと奮起する」など、ご自身の中で印象に残っている英語のエピソードを教えてください。

辻さん:前職に在籍していた時の話です。シンガポールの方にメンターとしてサポートしてもらう期間があり、毎週30分程度、1on1で話す場面がありました。

英語話者の方と定期的に喋るのは初めてでしたが、コーチングや自主学習の成果もあり、ちゃんと意思疎通が図れたのは嬉しかったです。

── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。

辻さん:1on1で意思疎通が取れたのを実感しつつも、思ったことを即座にアウトプットすることには課題を感じていました。

リスニングはシャドーイングで改善されましたが、「スピーキングは別のトレーニングが必要だ」と感じ、パタプライングリッシュを始めることにしました。

※パタプライングリッシュは、パターンプラクティス×チャンクの独自メソッドで、スピーキングを技能として習得するパタプラのシリーズ教材です。

外資系企業の英語面接を突破。内定を得て自信に繋がった

── 数ある英語教材の中から、なぜパタプラシリーズをお選びいただけたのでしょうか?

辻さん:PIVOTを拝見して教材開発者の松尾先生のお考えに納得できたこと、エビングハウスの忘却曲線のメカニズムをもとにアプリケーションを開発されていることに、腹落ち感があったからです。

私は小中高と約10年バスケをやっており、スポーツも語学も「反復練習を繰り返すことによる基礎の積み上げは非常に重要だ」と体感していたので、パタプラのメソッドはすごく腑に落ちました。

推奨レッスンの仕組みも素晴らしいですよね。習慣化するまでの3週間も楽々クリアできました。

※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。

── パタプライングリッシュのご感想も、ぜひお聞かせください。

辻さん:頻繁に使うフレーズが必要なタイミングで自然と口から出てくるようになりました。同じレッスンを5〜6周すると口馴染みが良くなり、英語がスルッと出てくるようになります。

直近の転職活動では別の外資系企業も受けたのですが、5回の英語面接を突破でき、内定を得られました。自信に繋がりましたし、非常に嬉しかったです。

※パタプラ会議&ファシリテーションは、人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8〜9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。

── シリーズ教材で学習を続けようと思った理由を教えてください。

辻さん:パタプライングリッシュが自分に合っていたのが一番大きな理由です。ちゃんと効果を実感できましたし、教材を使い続ける自信も持てたので、「このままパタプラ会議&ファシリテーションに進もう」と考えました。

パタプラシリーズ全てに共通することですが、1レッスン10~15分ほどで完結できる点が私には非常にフィットしています。仕事の合間やウォーキング中、通勤中のスキマ時間を最大限に活用できる学習方法だと感じました。

例文が実践的。会議の事前準備に役立っている

── 英語会議で困っていたこと、課題に感じていたことがあれば教えてください。

辻さん:会議の導入や進め方、英語会議に必要な定型文を理解していなかったため、いつも自己流で進めていました。そのため、「参加者の方々がスムーズに本題に入りにくかったのでは」と感じていました。

── 実際にパタプラ会議&ファシリテーションを始めてみて、いかがでしたか?

辻さん:会議の目的やアジェンダの紹介など、パタプラ会議&ファシリテーションの例文は実際の会議でそのまま使えるため、大変役立っています。

パタプライングリッシュより難易度は高いですが、内容が非常に実践的です。例文を活用しながらミーティングの事前準備もできるため、レッスン内容を復習し、翌週の英語会議に備えるようにしています。

海外出張先で滞りなく会議を遂行できた

── パタプラ会議&ファシリテーションで効果を実感できる場面はありましたか?

辻さん:現在の業務では年に2回ほど海外出張があり、2024年の秋口には私が担当しているパートナー企業様とアメリカへ行ってきました。

そこで本社役員と引き合わせをする機会があったのですが、事前のブリーフィングにも力を入れ、当日はファシリテーターとしての役割を全うできました。会議を滞りなく遂行できたことは自信に繋がりましたし、とても良い経験になりました。

── 辻さんの英語力の変化について、周りの方から評価されたことはありますか?

辻さん:パタプラシリーズを始める前と後で所属していた組織が異なるため、同じ人からコメントをもらったことはありません。

ただ、一緒に英語会議に参加した同僚に、「辻さん英語使えていますね」と言われたことは何度かあります。「元々英語ができる人」と扱ってもらえて、自分の成長を実感できました。

「ファシリテーション」「オンラインMTGの英語」がお気に入り

── 役に立ったレッスン、印象に残っている表現があれば教えてください。

辻さん:特に役立ったのがファシリテーター用レッスンの「オープニング・進捗確認・グランドルールの提示」と「会議の目的と成果物の確認」です。LESSON2の"Let's get started."や"The purpose of this meeting is〜"などは実際によく使っています。

「今回のミーティングでは、ここまで決められれば目的達成です」といった内容を伝える時は、" By the end of this meeting, we expect to〜"を応用しています。

パタプライングリッシュも含めて有益に感じているのは、「相手にとって失礼にならない柔らかい言い方」です。"Would you〜"、"Could you~"といった表現をはじめ、"It seems to me〜"のような婉曲的な表現は非常に使えると思います。

私の場合は、ファシリテーションをする際に役員の方やパートナー企業様に話を振る場面が多いので、「ファシリテーター用レッスンの方が合っているな」と感じました。

※パタプラ会議&ファシリテーションでは、「レッスン」と呼ばれる会議参加者用レッスンと、「ファシリテーション」と呼ばれるファシリテーター用レッスンの2種類を用意しています。

── 番外編のレッスンにも取り組まれましたか?

辻さん:今回のインタビューの前に「オンラインMTGの英語」を少しやってみたのですが、かなり使える印象です。「カメラオンを勧める」など、オンライン特有の定型文がたくさん紹介されていて、「もっと早くからやるべきだったな」と思いました。

※番外編は「オンラインMTGの英語」「数字の英語」が音声付で学べるレッスンです。オンラインミーティングで役立つ基本的なフレーズをはじめ、日常生活やビジネスシーンで必要な数字の表現も学べます。

ウォーキングとパタプラシリーズの相性は最高

── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。

辻さん:最近はウォーキング中やジムに行くまでの時間を使ってレッスンに取り組んでいます。平日は大体1日20〜30分という日が多いです。

パタプライングリッシュを2レッスン、パタプラ会議&ファシリテーションを1レッスン、あるいはその逆といった形で、1日3レッスンはやるようにしています。

寝る前の30分は英語系YouTuberのインタビュー動画などを見ることが多いですね。真面目な勉強というよりは、コンテンツとして楽しんでいます。英語に触れる時間は1日1時間くらいでしょうか。

休日は1〜2レッスン多くできる日もありますが、トータルの学習時間でいうと平日と同じくらいです。子どもが習い事に行っている間にパタプラシリーズをやったりもします。

推奨レッスンはなるべくその日にこなすようにしていますが、今は2教材を同時進行でやっていることもあり、結構溜まっている状況です。その中から「これは優先的にやりたい」というレッスンを見つけて、取り組むようにしています。

── 学習の習慣化に悩まれている人へ、アドバイスがあればお願いします。

辻さん:個人的にウォーキングとパタプラシリーズの相性は最高だと思っています。私は「ウォーキングする時は絶対パタプラをやる」と決めていて、完全に習慣化されています。学習継続に悩まれている方へ宣伝したいくらい、お勧めです。

ゆくゆくは海外ビジネスに携わるグローバル人材へ

── 来年の今頃にはどのような自分になっていたいですか?

辻さん:会議中に突発的に出てきた議題に対しても、即座に適切な対応を取れるようになりたいです。「おそらくこういう流れになるだろう」など、今は事前準備に力を入れていますが、もっとアドリブ力を身につけたいと思っています。

ファシリテーターとしてスムーズに方向転換をしたり、自信を持って自分の意見を言えるようになるのが向こう1年の目標です。言葉のレパートリーもさらに増やしていきたいですね。

── 辻さんの今後のキャリアプランを教えてください。

辻さん:今は日本のマーケットを担当する日本法人のいちメンバーとして仕事をしていますが、どこかのタイミングでグローバルビジネスに関わりたいと考えています。

現在は年に数回海外出張をする程度ですが、ゆくゆくは海外ビジネスに携われるようなグローバル人材に成長したいです。

── プライベートでは「これをやってみたい」など、何か計画はありますか?

辻さん:インタビューの冒頭でお話しした語学留学の件は、実は結構真剣に考えていまして…。留学をして何を感じるか、自分にどんな変化が表れるのか知りたいので、いつかチャレンジしてみたいです。

海外旅行にもどんどん行きたいですね。現地の方とコミュニケーションを取りながら、ローカルな楽しみ方にチャレンジしたいと思っています。今一番行きたいのはシドニーです。日本人が英語で喋っていても違和感がない、多国籍な雰囲気が好きです。

やりつくせば確実に自信が得られる教材

── パタプラ会議&ファシリテーションの一番のお気に入りポイントを教えてください。

辻さん:難易度こそ高いですが、「実際の現場でも通用するだろうな」と思えるほど実践的な内容が気に入っています。この教材を全部やりつくして自分のレパートリーにできたら、自信を確実に得られると感じます。

── メールやオンラインでのサポート体制はいかがでしたか?

辻さん:自分のモチベーションを保つために、インタビュー記事はよく読んでいます。「こういう業界の人はこうやって勉強しているんだ」「全然違う職種の方もパタプラシリーズを使っているのだな」といった気づきも得られて、非常に良いですよね。

アプリのUIも気に入っていますし、パタプラ会議通信もモチベーションに繋がります。新しい教材がどんどん開発されているのもありがたいです。継続的に頑張り続けるための仕組みが大変気に入っているので、パタプラ句動詞&スモールトークも購入する予定です。

※パタプラ会議通信は、パタプラ会議&ファシリテーション購入者に配信しているメールマガジンです。開発者の松尾先生から様々なトピックで、英語学習やグローバルビジネスパーソンにとって有益な情報を提供しています。

※パタプラ句動詞&スモールトークは、句動詞に特化したパタプラのシリーズ教材です。ビジネスシーンで距離を縮めるスモールトーク表現を学べます。

── 最後に、この記事を読まれている方へメッセージがあればお願いします。

辻さん:英語をベースとしたコミュニケーションがきちんと取れるようになるには、中長期的な学習の積み上げが必要です。パタプラシリーズは「いかに学習を継続していくか」を存分にサポートしてくれる教材で、ここが私の推しポイントでもあります。

話せるようになりたいけれど学習を継続できなかった方、腰を据えて学習していく覚悟がある方にとって、パタプラシリーズは最適だと思います。私のように「受験英語である程度ベースはできているのに、スピーキングだけができない」という方には特にお勧めです。

パタプラ会議&ファシリテーションは、既に実務で英語を使っている方、ファシリテーターあるいは参加者として英語会議に出ている方にとって、打ってつけの教材です。「今すぐ実践的なフレーズを学びたい」という方には、パタプラ会議&ファシリテーションがお勧めです。

パタプライングリッシュは入門編のような位置づけになるかと思います。パタプライングリッシュで口を動かす練習をして、発話が改善できたタイミングでパタプラ会議&ファシリテーションに進み、より実践的なフレーズを学んでいくとスムーズかもしれません。

学習継続にも繋がるので、個人的には「先にパタプライングリッシュから始めてもいいのかな」と感じます。

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