◇元の会話を聞いてみましょう。-特定のグループを一般化しないように注意する-

A: I feel it’s not a good idea to outsource this function to the India team. They have very low productivity and they are full of excuses.
F: I hear what you're saying, but decisions should be based on factual evidence and performance metrics. Not on generalizations about a specific group.

A: この機能をインドのチームにアウトソーシングするのはいい考えとは思えません。彼らは生産性がとても低いし、言い訳ばかりします。
F: おっしゃることはわかりますが、意思決定は、事実に基づいた証拠と業績評価指標に基づくべきですね。特定のグループについての一般論ではなく。

◆表現
【I hear what you're saying...】
言いたいことは分かりますよ、と理解を示しはするものの、必ずしも共感、賛成はしていない、というニュアンスを出す言い方です。


◇元の会話を聞いてみましょう。-個人的な事情を持つ人を差別しないように注意する-

A: I don't want her on my team; she's a single mother with two kids. Whenever she asks for a day off, my team will end up having more work to do.
F: I understand your concern, but we need to evaluate candidates based on their performances rather than on personal circumstances. We can also discuss workload strategies and support for the team.

A: 彼女を自分のチームに入れるのは気が進みません。彼女はシングルマザーで2人の子供がいますよね。彼女が休みを要求するたびに、私のチームは仕事が増えてしまいます。
F: あなたの懸念はわかりますが、個人的な事情ではなく、パフォーマンスに基づいて候補者を評価する必要があります。しかし、仕事量の戦略やチームへのサポートについては話し合いましょう。


◇元の会話を聞いてみましょう。-差別的発言が意図的なものであったか確認する-

A: I'm not sure if we should hire them; they may bring unnecessary complications.
F: It sounds like you just said transgender people are problematic. Is that really what you meant?
A: I'm sorry, I didn't really mean it that way.
F: I understand it wasn't your intention, but that stereotyping is hurtful. It goes against our values of inclusivity and respect.

A: 彼らを雇うべきかどうかはわかりません。彼らは不必要な複雑さをもたらすかもしれません。
F: トランスジェンダーは問題だと言っているように聞こえます。本当にそういう意味ですか？
A: すみません、そういう意味で言ったのではありません。
F: あなたの意図したことではないのは理解しますが、そのステレオタイプは人を傷つけるものです。私たちの価値観である包括性と尊重に反します。

◆表現
【Is that really what you meant?】
ここでは、まず「It sounds like you just said transgender people are problematic.」と、相手の発言が自分にはどのような意味にとれたかを伝え、「Is that really what you meant?」と相手の真意を確認することで、その発言が無意識のバイアスによるものなのか、意識的なものかを確かめています。